2012年07月13日 (金) | 編集 |
上野動物園のパンダの赤ちゃんが亡くなったそうだ。
お母さんに飼育放棄されながらも何とか人間の手によって体力を回復し、またお母さんのもとに
戻った途端の事だったそうで、余計にかわいそうにも思えてしまう。
ニュース速報が流れ、上野動物園では献花台が設けられ、テレビのインタビューでもみんなが
その死を悼んでいる・・・
それを批判するつもりは全くないが、ふと思う。
上野で死んだパンダの赤ちゃんと、全国の保健所で毎日殺されている何百何千もの犬や猫。
パンダは希少な動物かもしれないが、その命の重さになぜここまで違いがあるのだろう??
俺のところには毎日たくさんの相談の電話やメールが来る。
例えば昨日来た相談は、福島県の避難地域の人からだった。
相 「あのー 私の息子が猫を拾ってきたんです」
俺 「はい」
相 「その猫が子供を産んで、たくさんになったんです」
俺 「避妊とか去勢とかはしてなかったのですね?」
相 「うちはペット不可のアパートなんだけど、大家さんは5匹飼っていても何も言わなかったんです」
「それが20匹になったら、出て行くか処分しろって言われて」
俺 「それで?」
相 「これは私個人でのことなんですけど、猫がかわいそうなので何とかなりませんでしょうか?」
「まだ本当はもっといたんだけど、6匹死んだので20匹になりました」
「親が8匹と子供が12匹いるんだけど、処分するのはかわいそうで」
俺 「どうして死んだのですか?」
相 「風邪とか引いて目がくっついて鼻が垂れて…(以下省略)」
俺 「病院には連れて行かなかったのですか?」
相 「だって、私お金持ってないから病院なんて行けないんです」
俺 「・・・・」
相 「で、大家さんに言われて 息子が山に捨ててくるって言ってるんだけど」
「大きいのはいいけど小さいのは可哀想で・・・」
俺 「里親さんとか探してあげないのですか?」
相 「もう時間がないの、息子は猫を山に捨てて来るって言うし・・・」
つまり、ペット不可のアパートなのに、無責任に餌だけやって放し飼いで飼っていた。
最初のうちは数も少なかったので大目に見てもらえていたが、あまりにも数が増えたので
たぶん近所に迷惑が掛かって大家さんに苦情が来た。
大家さんが「出て行くか猫を処分しろ」と言われて猫を処分しようと思ったけど、可哀想なので
団体にまとめて引き取ってもらおうとした。
そういう相談だ。
こういう人はどこにも必ずいる。
そしてそういう人は必ず「自分はお金がない」と言う。
シェルターで引き取るためには 血液検査や避妊去勢手術やワクチンが必要だし、スペースと
人手も必要だ。
そしてこれからずっと、最低でも餌や砂代 病気をしたら治療費などのお金がかかっていく。
そういうことがわかっていないのか、わかっているが「だってそのためのボランティアでしょ?」と
思っているのか知らないが。
こうなってしまった責任をきちんと自覚していて
「自分にはこれはできるがこれができないからそこだけなんとか手伝って欲しい」
というような相談なら、俺も真剣に相談に乗るし、できる限りの協力は喜んでするだろう。
ただ現実は、そうでないことがあまりに多いのだ。
なぜこうなったかの自覚も反省もなく、保護団体ならどうにかしてくれるだろうと丸投げして
何の責任も取らない。
責任を取ると言うのは、必ずしも金を出せと言うわけではない。
例えば働いていないからお金がないのなら、シェルターで犬猫の世話をやってくれてもいい。
その引き取らせようとしている犬猫のために、何かしてくれればいいのだ。
その気持ちすらないことが多すぎる・・・
なら最初から飼うな! 餌をやってふやすな!
「あなたには生き物を飼う資格がないと思います!」
何度この言葉を言いそうになったことか・・・
無責任な飼い主を処分する法律ができたら良いのに。
やっぱり日本にもアニマルポリスが必要だと、痛切に思う。
明日はにゃんだーにとって大切な日、明日でシェルターの今後が決まるといってもよい日です。
明日もがんばろう!
お礼
みなさんが応援して下さったおかげで、無事に月を超えることができました。
ありがとうございます。
しかしながらまだ第一と第二シェルターは統合できておりません。
なので今月も厳しい状況には変わりありません。
どうか小さな命のための応援をよろしくお願いいたします。
人手が足りません!長期ボラさん大募集!!
自分の部屋あります、やる気のある方どうぞお気軽にご相談ください。
なにより欲しいのは、熱い心のボランティアさんです。
犬猫の世話、DIYや料理が得意なあなた! ぜひ一歩をふみ出して力を貸してください。
熱い常駐スタッフさん熱烈募集中! 安いけど給料でますw
怖がり猫の 人馴れ訓練してくれる一時預かりさん急募!
~被災動物を家族に、と考えてくださっている方へ~
保護動物の情報は にゃんだーガード@福島 を、
一匹一匹の様子はボラさんによる 保護動物日誌 を見てください。
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千里の道も一歩から!
お母さんに飼育放棄されながらも何とか人間の手によって体力を回復し、またお母さんのもとに
戻った途端の事だったそうで、余計にかわいそうにも思えてしまう。
ニュース速報が流れ、上野動物園では献花台が設けられ、テレビのインタビューでもみんなが
その死を悼んでいる・・・
それを批判するつもりは全くないが、ふと思う。
上野で死んだパンダの赤ちゃんと、全国の保健所で毎日殺されている何百何千もの犬や猫。
パンダは希少な動物かもしれないが、その命の重さになぜここまで違いがあるのだろう??
俺のところには毎日たくさんの相談の電話やメールが来る。
例えば昨日来た相談は、福島県の避難地域の人からだった。
相 「あのー 私の息子が猫を拾ってきたんです」
俺 「はい」
相 「その猫が子供を産んで、たくさんになったんです」
俺 「避妊とか去勢とかはしてなかったのですね?」
相 「うちはペット不可のアパートなんだけど、大家さんは5匹飼っていても何も言わなかったんです」
「それが20匹になったら、出て行くか処分しろって言われて」
俺 「それで?」
相 「これは私個人でのことなんですけど、猫がかわいそうなので何とかなりませんでしょうか?」
「まだ本当はもっといたんだけど、6匹死んだので20匹になりました」
「親が8匹と子供が12匹いるんだけど、処分するのはかわいそうで」
俺 「どうして死んだのですか?」
相 「風邪とか引いて目がくっついて鼻が垂れて…(以下省略)」
俺 「病院には連れて行かなかったのですか?」
相 「だって、私お金持ってないから病院なんて行けないんです」
俺 「・・・・」
相 「で、大家さんに言われて 息子が山に捨ててくるって言ってるんだけど」
「大きいのはいいけど小さいのは可哀想で・・・」
俺 「里親さんとか探してあげないのですか?」
相 「もう時間がないの、息子は猫を山に捨てて来るって言うし・・・」
つまり、ペット不可のアパートなのに、無責任に餌だけやって放し飼いで飼っていた。
最初のうちは数も少なかったので大目に見てもらえていたが、あまりにも数が増えたので
たぶん近所に迷惑が掛かって大家さんに苦情が来た。
大家さんが「出て行くか猫を処分しろ」と言われて猫を処分しようと思ったけど、可哀想なので
団体にまとめて引き取ってもらおうとした。
そういう相談だ。
こういう人はどこにも必ずいる。
そしてそういう人は必ず「自分はお金がない」と言う。
シェルターで引き取るためには 血液検査や避妊去勢手術やワクチンが必要だし、スペースと
人手も必要だ。
そしてこれからずっと、最低でも餌や砂代 病気をしたら治療費などのお金がかかっていく。
そういうことがわかっていないのか、わかっているが「だってそのためのボランティアでしょ?」と
思っているのか知らないが。
こうなってしまった責任をきちんと自覚していて
「自分にはこれはできるがこれができないからそこだけなんとか手伝って欲しい」
というような相談なら、俺も真剣に相談に乗るし、できる限りの協力は喜んでするだろう。
ただ現実は、そうでないことがあまりに多いのだ。
なぜこうなったかの自覚も反省もなく、保護団体ならどうにかしてくれるだろうと丸投げして
何の責任も取らない。
責任を取ると言うのは、必ずしも金を出せと言うわけではない。
例えば働いていないからお金がないのなら、シェルターで犬猫の世話をやってくれてもいい。
その引き取らせようとしている犬猫のために、何かしてくれればいいのだ。
その気持ちすらないことが多すぎる・・・
なら最初から飼うな! 餌をやってふやすな!
「あなたには生き物を飼う資格がないと思います!」
何度この言葉を言いそうになったことか・・・
無責任な飼い主を処分する法律ができたら良いのに。
やっぱり日本にもアニマルポリスが必要だと、痛切に思う。
明日はにゃんだーにとって大切な日、明日でシェルターの今後が決まるといってもよい日です。
明日もがんばろう!
みなさんが応援して下さったおかげで、無事に月を超えることができました。
ありがとうございます。
しかしながらまだ第一と第二シェルターは統合できておりません。
なので今月も厳しい状況には変わりありません。
どうか小さな命のための応援をよろしくお願いいたします。
人手が足りません!長期ボラさん大募集!!
自分の部屋あります、やる気のある方どうぞお気軽にご相談ください。
なにより欲しいのは、熱い心のボランティアさんです。
犬猫の世話、DIYや料理が得意なあなた! ぜひ一歩をふみ出して力を貸してください。
熱い常駐スタッフさん熱烈募集中! 安いけど給料でますw
怖がり猫の 人馴れ訓練してくれる一時預かりさん急募!
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