2014年05月25日 (日) | 編集 |
今日はシェルター長のたけっちが書きました。
モア 富岡町新夜ノ森 保護
モアは、ご協力頂いています被災者の方のお宅で保護されました。
被災者の方の飼っていたさくらちゃんという子のお父さんになるのではという事でした。ノラ猫さんでしたが、震災前に、よく被災者さんのお宅にご飯を食べに来ていたそうです。
にゃんだーガードに、震災後保護されて、ウイルス検査の結果エイズキャリアでしたが、他のエイズ組の子達と本当に仲良く過ごしていました。
原因不明の下痢が続いていたモアでしたが、
治療も信頼している先生の元、相談をしながら行って来ましたが
その方法も、モアの気持ちやストレスを考えてスタッフと話し合った結果
緩和していた矢先、食欲がぐんと落ちてしまって、
その時の血液検査の結果にようやく腎不全が起きているとい判断が下されました。
腹腔内にもともと何らかの腫瘍があって、それが腎臓に転移したという先生の判断でした。
先生からは、もうながくないでしょうから、ゆっくりのんびり穏やかに過ごさせてあげてくださいとの事で、
その日から、スタッフの看取りが始まりました。
最初は隔離部屋でケージでお世話していましたが、陽のあたる気持ちのいいお部屋に移動して、お世話することにしました。
たまには外の空気を吸わせてあげたり、見せてあげたり
人が少ない中でもスタッフ力を合わせてモアのために出来ることが少しでも無いのか模索しながらお世話をさせて頂きました。
この数日間食べる力が無くというか、
もう食べることを辞めてしまっていたモアに
何か食べさせることが出来たらと思い色々試したけど見事に惨敗。
だから、苦痛やストレスを与えないように、モアが何を望んでいるのかをよく考えました。
ほとんど離れず一緒にいるようにして、変化があったらすぐ対応できるようにとそれだけを考えて。
モアは、一日一日と日ごとレベルが下がり、
もうたぶん長くはもたないだろうと思っていた昨日には自分でトイレも行けないでいることもあって、レベルに波が現れました。
よく来てくれているボラさんモアの事が大好きなボラさんが昨日は掛けつけて下さって、
今日の朝 モアは6時17分に息を引き取りました。
看取りは、シェルタースタッフ たけ Oくん ボランティアのうしさんが
一緒に最後の時を過ごしました。
一度苦しんでもう息することを辞めた時に、
まだ動いている温かな鼓動のするモアを抱きかかえて
まだ見えてるだろうその目にお外を見せてあげました。
生まれ育った夜ノ森に戻れなかったけど、
私達はモアを見送ってあげれて本当に幸せな時を過ごさせて頂きました。
きっと上手にお空にのぼって行けると思います。
モアの事を心配し、色々動いてくださった皆様にも本当に感謝いたします。
明日、モアを保護したお家の被災者様と須賀川市のペット霊園にて
モアを荼毘にふすことに致しましたので、
お別れをされたい方は、明日の午前中までにシェルターまでいらしてください。
シェルターでの看取りになるということは、
本当の家族のもとに行けなくて可愛そうだと思われるかもしれませんが、
私達スタッフは、いつもここにいるみんなの事を大切にしていて
この子達が家族なのです。
最近、あっという間に亡くなってしまう子もいる中で
モアのようにゆっくりした時間を過ごす最期の看取りが出来ること
私たちはとてもうれしく思います。
これからも一つ一つの命が望むことを大切にしてお世話していこうと思っています。
最期にモアを保護して下さった方に感謝いたします。
お世話をして下さった多くのボランティアの皆様本当本当にありがとうございました。
最後の写真は元気だったころのモア







モア 安らかに・・・
モア 富岡町新夜ノ森 保護
モアは、ご協力頂いています被災者の方のお宅で保護されました。
被災者の方の飼っていたさくらちゃんという子のお父さんになるのではという事でした。ノラ猫さんでしたが、震災前に、よく被災者さんのお宅にご飯を食べに来ていたそうです。
にゃんだーガードに、震災後保護されて、ウイルス検査の結果エイズキャリアでしたが、他のエイズ組の子達と本当に仲良く過ごしていました。
原因不明の下痢が続いていたモアでしたが、
治療も信頼している先生の元、相談をしながら行って来ましたが
その方法も、モアの気持ちやストレスを考えてスタッフと話し合った結果
緩和していた矢先、食欲がぐんと落ちてしまって、
その時の血液検査の結果にようやく腎不全が起きているとい判断が下されました。
腹腔内にもともと何らかの腫瘍があって、それが腎臓に転移したという先生の判断でした。
先生からは、もうながくないでしょうから、ゆっくりのんびり穏やかに過ごさせてあげてくださいとの事で、
その日から、スタッフの看取りが始まりました。
最初は隔離部屋でケージでお世話していましたが、陽のあたる気持ちのいいお部屋に移動して、お世話することにしました。
たまには外の空気を吸わせてあげたり、見せてあげたり
人が少ない中でもスタッフ力を合わせてモアのために出来ることが少しでも無いのか模索しながらお世話をさせて頂きました。
この数日間食べる力が無くというか、
もう食べることを辞めてしまっていたモアに
何か食べさせることが出来たらと思い色々試したけど見事に惨敗。
だから、苦痛やストレスを与えないように、モアが何を望んでいるのかをよく考えました。
ほとんど離れず一緒にいるようにして、変化があったらすぐ対応できるようにとそれだけを考えて。
モアは、一日一日と日ごとレベルが下がり、
もうたぶん長くはもたないだろうと思っていた昨日には自分でトイレも行けないでいることもあって、レベルに波が現れました。
よく来てくれているボラさんモアの事が大好きなボラさんが昨日は掛けつけて下さって、
今日の朝 モアは6時17分に息を引き取りました。
看取りは、シェルタースタッフ たけ Oくん ボランティアのうしさんが
一緒に最後の時を過ごしました。
一度苦しんでもう息することを辞めた時に、
まだ動いている温かな鼓動のするモアを抱きかかえて
まだ見えてるだろうその目にお外を見せてあげました。
生まれ育った夜ノ森に戻れなかったけど、
私達はモアを見送ってあげれて本当に幸せな時を過ごさせて頂きました。
きっと上手にお空にのぼって行けると思います。
モアの事を心配し、色々動いてくださった皆様にも本当に感謝いたします。
明日、モアを保護したお家の被災者様と須賀川市のペット霊園にて
モアを荼毘にふすことに致しましたので、
お別れをされたい方は、明日の午前中までにシェルターまでいらしてください。
シェルターでの看取りになるということは、
本当の家族のもとに行けなくて可愛そうだと思われるかもしれませんが、
私達スタッフは、いつもここにいるみんなの事を大切にしていて
この子達が家族なのです。
最近、あっという間に亡くなってしまう子もいる中で
モアのようにゆっくりした時間を過ごす最期の看取りが出来ること
私たちはとてもうれしく思います。
これからも一つ一つの命が望むことを大切にしてお世話していこうと思っています。
最期にモアを保護して下さった方に感謝いたします。
お世話をして下さった多くのボランティアの皆様本当本当にありがとうございました。
最後の写真は元気だったころのモア







モア 安らかに・・・
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