2009年08月27日 (木) | 編集 |
今日の動物病院でのこと・・・
俺がいつものようになゆを吸入に連れて行くと、病院の中の空気がなにやら緊迫していた。
大怪我を負った猫の状態を具体的に書いていますので、気分が悪くなるかもしれません・・・・
見たくない方はここで戻ることをお勧めします。
どうしたのか見てみると、交通事故で顎が砕け 頭の皮膚も裂けて頭蓋骨が露出し、さらにその頭蓋骨も割れていて、
目玉の片方飛び出した猫が 先生達により必死の処置を受けていた。
その猫を連れてきたおばあさんに話を聞いたところ
「怪我をした猫が家の前にいたので見て見ぬ振りは出来ないので連れて来た」
と言うのだが、その言葉に違和感を感じた俺は さらに詳しく話を聞いてみた。
すると・・・・
去年今まで飼ってた猫をなくして もうペットと別れるのは辛いから、外の猫に餌を与えて時々かまっていた。
3日間の旅行に行って昨日帰ってきたら、昨日はその猫は来なかった。
今朝来て座っているのを見たらこうなってて ご飯をあげても食べないから心配で・・・
私の猫じゃないけど 可哀想だから連れて来た
・・・・・・・
「おばあさんは優しいね」 「よく連れてきてあげてくれたね」
そう言うべきところだろうか?
俺は違う考えだ!
「その猫は餌をやっている以上あなたの猫で あなたが旅行に行っている間 いつものようにご飯がもらえなかったから
ひもじくて、よく知らない縄張りの外に出て その結果 轢かれたのではないのか?? 」
と 思ったが・・・・・もちろん この言葉は言わずに飲み込んだ・・・・・
・・・・・・・
そのうち 先生が出てきて 今のこの猫の状態について説明があった
この猫が事故に遭ったのは今日や昨日ではなく、状態は非常に悪く このままでは死んでしまうこと
片目はつぶれてしまっていてもう治らず、もう一方の目もほとんど見えていないこと
顎が砕けていてこの先一生食事を自分では食べられないだろうこと・・・などなど
その説明を聞いておばあさんは 「私には飼えないし世話も出来ないので、この猫を元の場所に戻す」 という・・・・
俺はさすがに黙っていられず、おばあさんに言った。
「あなたはその子が死ぬのをわかっていて元の場所に捨てるのですか?」
「その子は このままではただ苦しんで痛みに苛まれながら きっと数時間後には死ぬんですよ!」
でも返事は同じ 「私には世話できないから無理・・・」
そうしてもう我慢できなくなった俺が 先生に
「俺が費用を払うからこの子を楽にしてあげてください!」
と言おうとしたその時・・・
先生が
「今回全て無料にしますから、そのかわりこの子の亡骸をちゃんと火葬場に連れて行っていただけますか?」
と言ってくれて
おばあさんは 「それならできます」 と・・・
そしてその子は 病院に来ていた飼い主さん達みんなが見守る中 安らかに旅立って行った・・・
とっても可哀想な猫だったけど、でもせめて 元の場所に捨てられもがき苦しみながら死なずに済んで良かった・・・と
みんなで泣きながら話しあった・・・・
先生! 本当にありがとうございました・・・
あなたのおかげであの猫は最後少しだけでも幸せに逝けたと思います・・・
俺は言いたい。
野良猫がいて可哀想だから かわいいからと、安易に餌をあげないでほしい・・・
もし 餌をあげると その子はここにくればご飯がもらえると思って毎日来るようになる。
あなたは天気や自分の都合にかかわらず、必ず毎日餌をあげられるだろうか?
あげられるとして。
いつも猫が来るようになると、糞害やゴミあさりなど 近所の猫トラブルが全部その子のせいにされるかもしれない。
その不満や怒りの矛先は、ご近所さんであるあなたではなく猫に向けられる可能性が大きいのだ。
そして あなたに餌をもらいかわいがられて人馴れした猫は、害意ある人にでも同じように寄っていくかもしれない。
その気があるのならちゃんと家に連れて行って あなたの家族の一員にしてあげてほしい。
その気がないのなら 飼うのが無理なのなら、無責任に餌だけやったりせず、可哀想だけど無視してほしい・・・
もうだめ・・・・・・
今日はもうこれ以上書けないよ・・・・
助けてあげれなくてごめんね・・・・
俺ができることなんて本当に少ししかないのだと 心の底から思った・・・・
猫ちゃんの冥福を祈る
俺がいつものようになゆを吸入に連れて行くと、病院の中の空気がなにやら緊迫していた。
大怪我を負った猫の状態を具体的に書いていますので、気分が悪くなるかもしれません・・・・
見たくない方はここで戻ることをお勧めします。
どうしたのか見てみると、交通事故で顎が砕け 頭の皮膚も裂けて頭蓋骨が露出し、さらにその頭蓋骨も割れていて、
目玉の片方飛び出した猫が 先生達により必死の処置を受けていた。
その猫を連れてきたおばあさんに話を聞いたところ
「怪我をした猫が家の前にいたので見て見ぬ振りは出来ないので連れて来た」
と言うのだが、その言葉に違和感を感じた俺は さらに詳しく話を聞いてみた。
すると・・・・
去年今まで飼ってた猫をなくして もうペットと別れるのは辛いから、外の猫に餌を与えて時々かまっていた。
3日間の旅行に行って昨日帰ってきたら、昨日はその猫は来なかった。
今朝来て座っているのを見たらこうなってて ご飯をあげても食べないから心配で・・・
私の猫じゃないけど 可哀想だから連れて来た
・・・・・・・
「おばあさんは優しいね」 「よく連れてきてあげてくれたね」
そう言うべきところだろうか?
俺は違う考えだ!
「その猫は餌をやっている以上あなたの猫で あなたが旅行に行っている間 いつものようにご飯がもらえなかったから
ひもじくて、よく知らない縄張りの外に出て その結果 轢かれたのではないのか?? 」
と 思ったが・・・・・もちろん この言葉は言わずに飲み込んだ・・・・・
・・・・・・・
そのうち 先生が出てきて 今のこの猫の状態について説明があった
この猫が事故に遭ったのは今日や昨日ではなく、状態は非常に悪く このままでは死んでしまうこと
片目はつぶれてしまっていてもう治らず、もう一方の目もほとんど見えていないこと
顎が砕けていてこの先一生食事を自分では食べられないだろうこと・・・などなど
その説明を聞いておばあさんは 「私には飼えないし世話も出来ないので、この猫を元の場所に戻す」 という・・・・
俺はさすがに黙っていられず、おばあさんに言った。
「あなたはその子が死ぬのをわかっていて元の場所に捨てるのですか?」
「その子は このままではただ苦しんで痛みに苛まれながら きっと数時間後には死ぬんですよ!」
でも返事は同じ 「私には世話できないから無理・・・」
そうしてもう我慢できなくなった俺が 先生に
「俺が費用を払うからこの子を楽にしてあげてください!」
と言おうとしたその時・・・
先生が
「今回全て無料にしますから、そのかわりこの子の亡骸をちゃんと火葬場に連れて行っていただけますか?」
と言ってくれて
おばあさんは 「それならできます」 と・・・
そしてその子は 病院に来ていた飼い主さん達みんなが見守る中 安らかに旅立って行った・・・
とっても可哀想な猫だったけど、でもせめて 元の場所に捨てられもがき苦しみながら死なずに済んで良かった・・・と
みんなで泣きながら話しあった・・・・
先生! 本当にありがとうございました・・・
あなたのおかげであの猫は最後少しだけでも幸せに逝けたと思います・・・
俺は言いたい。
野良猫がいて可哀想だから かわいいからと、安易に餌をあげないでほしい・・・
もし 餌をあげると その子はここにくればご飯がもらえると思って毎日来るようになる。
あなたは天気や自分の都合にかかわらず、必ず毎日餌をあげられるだろうか?
あげられるとして。
いつも猫が来るようになると、糞害やゴミあさりなど 近所の猫トラブルが全部その子のせいにされるかもしれない。
その不満や怒りの矛先は、ご近所さんであるあなたではなく猫に向けられる可能性が大きいのだ。
そして あなたに餌をもらいかわいがられて人馴れした猫は、害意ある人にでも同じように寄っていくかもしれない。
その気があるのならちゃんと家に連れて行って あなたの家族の一員にしてあげてほしい。
その気がないのなら 飼うのが無理なのなら、無責任に餌だけやったりせず、可哀想だけど無視してほしい・・・
もうだめ・・・・・・
今日はもうこれ以上書けないよ・・・・
助けてあげれなくてごめんね・・・・
俺ができることなんて本当に少ししかないのだと 心の底から思った・・・・
猫ちゃんの冥福を祈る
この記事へのコメント
ご無沙汰しております。
涙が止まりません。
ニャンちゃん、つらかったね。痛かったね。
もう痛く苦しくないよ。
新しい平和な世界で、うちの子も居ますから、元気に走り回ってね。
ぶたまる様がいてよかったです。
涙が止まりません。
ニャンちゃん、つらかったね。痛かったね。
もう痛く苦しくないよ。
新しい平和な世界で、うちの子も居ますから、元気に走り回ってね。
ぶたまる様がいてよかったです。
2009/08/28(Fri) 00:07 | URL | 一美 #-[ 編集]
一美さん
あの子のために泣いてくれてありがとう。
あの子はあれできっと良かったのだと思います。
とても可哀想だったけど最後はみんなに見守られて行く事ができたから・・・
自分はいろいろ出来ると思い込んでいただけだったというのが良くわかっただけでも勉強になりました。
あの子のために泣いてくれてありがとう。
あの子はあれできっと良かったのだと思います。
とても可哀想だったけど最後はみんなに見守られて行く事ができたから・・・
自分はいろいろ出来ると思い込んでいただけだったというのが良くわかっただけでも勉強になりました。
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